ホーム 投稿 受給事例 頚椎症性脊椎症で障害厚生年金1級を受給できたケース

頚椎症性脊椎症で障害厚生年金1級を受給できたケース

ご相談概要

年齢 50代/男性
相談者 ご本人様
傷病名 頚椎症脊椎症
等級 障害厚生年金1級
支給額 約年額190万円

相談時の相談者様の状況

ネットの記事を見て障害年金のことを知った、とご本人様が来社されました。
お話を聞くと15年以上前から首と肩の痛みに悩まされており、10年前に手術を受けて一時回復しましたが、最近足が動かなくなり歩行が難しくなっているとのことでした。
会社もやむなくご退職されていました。
ご本人は杖をついていらっしゃいましたが、歩行速度は遅く、痛みもあるのか辛そうなご様子でした。

相談から請求までのサポート

ご本人から詳しくお話を伺い、これまで受診してきた医療機関のまとめと、現在の病状を説明するための書類を作成しました。初診日が15年以上前ということで、当初は受診した医療機関名も不明でした。
しかし、ご自宅に会社に提出した診断書の控えが残っていたことから、診断書作成医療機関に問い合わせたところカルテが残っているというご回答がありました。
早速「受診状況等証明書(初診日を証明する書類)」をご作成いただきました。
前医からの紹介等もなく、初診日として確定することができました。

続いて、診断書作成を現在通院されている整形外科医院様にご依頼しました。
ところが依頼後に、聞き取りを行なった時点より病状がさらに悪化してしまい、屋外では車椅子を使い始めるようになったとのご連絡を頂きました。
そこで再び聞き取りを行ない、前回と比べて支障が出ている点や日常生活の状況を改めて確認しました。

整形外科医院に連絡を取り、追加資料として聞き取りした内容をまとめた書類をお送りしました。

結果

申請から4ヶ月後、障害厚生年金1級の決定通知書が届き、年間約192万円の受給ができました。
ご本人は会社を退職したこと、体がだんだん悪くなっていくことで落ち込んでいらっしゃいましたが、受給決定したことで少し安心されたご様子でした。

障害年金の審査においては、障害の状態を確認するための書類として診断書が最も重要な役割を持ちます。
そのため、できるだけ正確な状況を記載していただく必要があります。
しかし、患者が日常生活の様子について主治医の先生に話していないケースも多いです。
実際、短い診察時間の中で、日常生活の様子を事細かに説明することは難しいでしょう。

このようなときは、日常生活の様子や普段不便に感じていることをまとめたメモ等を作成し、主治医の先生にお渡しすることで、状況を的確にお伝えすることができます。
受診状況等証明書、診断書、病歴・就労状況等申立書といった書類は障害年金請求においてもっとも大切な書類なので、不備がないよう、本人からの聞き取りを丁寧に行って状況確認に臨むことが必要になります。
医師の先生にどのように説明したらよいかお悩みの方は、ぜひ専門家にご相談ください。