ホーム 投稿 受給事例 慢性腎不全による人工透析で障害基礎年金2級、年額約78万を受給したケース

慢性腎不全による人工透析で障害基礎年金2級、年額約78万を受給したケース

ご相談概要

年齢 50代/会社員
相談者 ご本人様
傷病名 慢性腎不全からの人工透析
等級 障害基礎年金2級
支給額 約年額78万円・遡及390万円

相談時の相談者様の状況

以前年金事務所に相談されたときにご自分での申請は無理だと思われていたそうですが、当センターの障害年金相談会のチラシをご覧になられて可能性があるかも…と思われ、ご連絡をいただきました。
相談に来られた時には既に人工透析を始められていましたが、詳しくお話を伺うと、小中学生のころにネフローゼ症候群で入院治療をされた経緯がありました。
ネフローゼ症候群や腎盂腎炎などの腎疾患に罹患し、その後、慢性腎不全を生じたものは、相当因果関係があるものと認められるため、初診は40年以上前の受診に遡る必要がありました。
しかし相談者様は相談時には起業された会社役員だったため、20歳前傷病では年金受給権が得られたとしても所得要件で全額支給停止となってしまうという状況でした。

相談から請求までのサポート

まずは20歳前ではなく、再発し症状が悪化した受診日を初診日として社会的治癒を訴えるため、過去の事例を調べることから始めましたが、なかなか認められず厳しい結果となっていることを踏まえ、返戻覚悟で申請の準備を始めました。
再発された頃は、起業の準備期間として国民年金加入中でしたが、一度も未納もなかったこと、幸いにも現在通院されていらっしゃる病院の医師が協力的な先生であったため、診断書にも必要な記載をしていただけたことから、社会的治癒を申し立てることができました。
最初の相談以降は電話やメール、郵送のやりとりで申請に至りました。

結果

申請後、特に照会や返戻もなく無事、社会的治癒が認定され障害基礎年金2級が決定しました。さらに更新期間も5年となり、大変喜んでいただきました。
人工透析をされていると基本的には障害年金2級に該当しますが、腎疾患や糖尿病などから人工透析に至る方の多くは病歴が長期間に渡ります。今回の相談者のケースのように20歳前傷病では支給停止になってしまう場合や、逆に保険料の未納が多く、20歳前の初診日を証明するしかない場合など様々な個人的な事由によりご自分で申請を進めることが困難なことも多いと思います。

スムーズに申請をすすめるためも、まずは年金の専門家である社労士にご相談いただければと思います。
岡山障害年金支援センターでは、無料相談会を随時実施しております。お気軽にご利用ください。