ご相談概要
年齢 | 50代 |
相談者 | ご本人様 |
傷病名 | 糖尿病性腎症による腎不全 |
等級 | 障害基礎年金2級 |
支給額 | 約年額78万円 |
相談時の相談者様の状況
相談会にはご本人様が来所されました。ご自身で請求手続きをしようと一度チャレンジされたのですが、初診日証明ができなかったため弊社への相談をご希望されました。
人工透析治療を開始されており、自分は障害年金における2級に該当し障害年金受給は確定であることは、年金事務所で事前確認済でのご依頼でした。
相談当初は、初診日証明の仕方だけを教えてもらおうと考えておられたそうです。
相談から請求までのサポート
まずは18年前の妊娠中、定期検診を受けていた産婦人科病院へカルテ確認をしました。ご本人の申出では妊娠後期における妊娠糖尿病での発症だったとのことでしたので、産婦人科病院への確認から始めました。担当医よりカルテは廃棄、当時は症状から自院での出産は無理と判断し、高次医療機関へ紹介状で転院指示をしたことを教えてくださり、次に第2病院となる高次医療機関へ確認しました。
第2病院ではカルテが残存していることが判明し取り寄せたところ、妊娠後期に尿唐値が高く、内科クリニックを受診していることが判明します。
結果的には内科クリニックは廃院となっていたため、取り寄せたカルテを証拠に初診日証明をすることとなり、無事に請求手続きができる要件を満たすことができました。
結果
障害基礎年金2級の認定通知をうけとることができ、約78万円の年金を受給することができました。
第2病院でのカルテが残存していたことは、本当に幸運でした。
もし残存していなかったら、第2病院の前に他医療機関があることも判明しませんでしたし、当時の産婦人科病院担当医も含め、当のご本人も記憶にありませんでしたので、初診日証明に時間を要していたと思います。
障害年金の請求は、ご本人が行うことが困難な場合が多くあります。
請求手続きの遅れは、事後重症請求には痛手となります。
特に5年以上の時間経過が経っている各種証明は難しいケースが多く、時間と費用が発生します。請求者となられるご本人様の申請に対する理解は必要となります。
初診日証明で請求を断念された方はぜひ一度ご相談ください。